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7話 先輩に犯された、わたしと彼氏の初体験……

Author: みみっく
last update Huling Na-update: 2025-07-28 15:22:26

 こんな出来事を、マサトに話せるわけがない。先輩との行為を見られても、まだミサキのことを好きだと言ってくれる。付き合ってほしいと、あんなにも優しい瞳で言ってくれたのに。先輩との時間が気持ちよかったなんて、絶対に知られたくない。毎日のように犯され、快楽に溺れてしまったことも、マサトには知られたくない。

 今でさえ、ミサキが先輩に犯されているのを見て、ショックのあまりマサトのソレは萎えてしまっている。先輩が話を盛って嘘を言っていると、ミサキが必死に嘘を言っても、マサトのソレは大きくならない。このまま真実をマサトに知られてしまったら、きっとすべてが終わってしまう気がする。マサトとの関係も、マサトへの想いも。それは絶対に嫌だ、とミサキは心の中で叫んだ。

「マサト……これから、どうするの?」

「え? なにが?」

「先輩……なにか秘策があるって言ってたけど、何をするの?」

「あぁ、あのエッチをしてる動画をバラ撒くって脅せば、あいつも引き下がるだろ?無理やりエッチをさせてるわけだし」

 それは、まずい。先輩も動画を撮っていた。それに、ミサキ自身が「気持ち良い」とか「我慢できない……入れて」と懇願している動画も撮られている。もしマサトが先輩に動画を見せたら、反撃されるだけで終わってしまう。そんなことをすれば、きっとマサトはミサキに幻滅するだろう。そんなの耐えられない。

「そ、そうなんだ……上手くいくといいな……」

「ミサキ、顔色悪いぞ?やっぱり今日、初めて……無理やりエッチされて、具合が悪くなっちゃったんじゃないか?」

 ミサキは俯いて、小さく首を横に振った。ごめん、マサト。初めては、とっくの昔に奪われちゃっているんだよ……。マサトの言葉が、ミサキの心に重くのしかかった。

「あ、そうかも……少し休んでるから、お風呂入ってきちゃえば?」

「あ……そうだな、ちょっと待っててな」

 マサトがお風呂に入っている間に、ミサキはマサトのスマホから動画を消去してしまった。自分と先輩がエッチをしている動画をマサトが持っているのも嫌だったし、もしマサトが先輩に見せに行って、先輩のスマホにある動画を見せられたら最悪だ。そんなことになれば、マサトとの関係は完全に終わってしまうだろう。ごめん……マサト……。

 やがて、マサトがお風呂から上がり、部屋に戻ってきた。

「具合はどうだ?」

「あ、うん。少し良くなったよ……一緒に寝よっ」

「そうだな……ずっとお互いに好きだったんだし、ドキドキ……するな」

「だね……ドキドキ……しちゃうっ♪」

 隣にマサトが横になると、ミサキの心に罪悪感が波のように押し寄せてきた。マサトの温もりを感じるたびに、胸が締め付けられるように苦しい。このままマサトを騙し続けていいのだろうか。その答えを見つけられないまま、ミサキはマサトの腕の中に身を沈めた。

 これから、どうなっちゃうんだろう。マサトと一緒にずっと一緒にいられたらいいのに。

「もう一回キスしよ……?」

「そうだな……」

 お互いにキスをし合い、抱き合う。マサトの腰にそっと手を回し、ソレに触れてみるが、やはり大きくならない。

 ミサキの胸に触れるマサトの手は、先輩とは違って優しかった。その優しさに触れると同時に、ミサキの心に罪悪感が押し寄せてくる。大好きなマサトに胸を揉まれているのに、なぜか気持ち良くない。先輩に無理やり触られている時は気持ちが良いのに。わたし、おかしくなってるよ……。

「ミサキのおっぱい……柔らかくて最高だな……舐めても良いか?」

「えぇ……どうしようかな〜」

 いつものように、明るく振る舞ってごまかそうとする。

「まあ……無理しなくて良いぞ」

「もっと求めてよね〜彼氏なんだからさぁ〜」

「いや……無理矢理は、あの先輩と同じになっちゃうだろ」

 二人の間に流れる空気が凍り付く。マサトとの時間なのに、先輩の存在がちらつく。ミサキは心の中で叫んだ。マサト、先輩って言わないで。その言葉を聞くたびに、あの日のことが鮮明に蘇ってきてしまう。

 そっか……だね……。でも、彼氏なんだから、少し強引でも良いのに〜。わたしも、マサトが好きなんだし……好きにして……良いよっ♪」

 ミサキの言葉に、マサトはミサキのアソコを優しく触り始めた。そして、ゆっくりと舐め始める。

「わ、ダメ……汚いってばっ!止めてっ……嫌っ!洗ったけど……残ってるかもよ……ダメ……あっ♡ 嫌っ♡ あっ♡ やぁっ……♡」

 先輩とは違う、優しく丁寧なマサトの舌の動きに、ミサキは快感を覚える。やっぱりマサトが好きだ。マサトの愛情が、体全体に染み渡っていくのを感じる。ああ、幸せ……。マサト……♡

「お。大きくなってきた……入れても良いか?」

「う、うん……」

 マサトのソレが、にゅぷっ♡とミサキの中に入ってくる。その瞬間、ミサキは先輩の冷たい感触を思い出し、胸に罪悪感が広がった。

「ああぁっ♡ やぁっ……♡ あっ♡ んっ……♡ マサト♡」

 ミサキの喘ぎ声を聞きながら、マサトはゆっくりと腰を動かし始めた。ギチギチと、蜜で濡れた狭い場所が擦れる音が聞こえる。マサトのソレがミサキの中を優しく、しかし確かな存在感を持って満たしていく。ミサキはマサトの背中にしがみつき、愛おしさと少しの戸惑いが混じった表情で彼の肩口に顔を埋めた。

「んっ……マサト……もっと……」

 ミサキがそう囁くと、マサトは少しだけ腰の動きを速めた。トンットンッ、と優しく打ち付けられる度に、ミサキの体は小刻みに震える。気持ち良い……けど……少し物足りない……。大好きなマサトなのに、なぜだろう。

 その後、三回ほどマサトに中で出されても、痺れるような快感は訪れず、イくこともできなかった。先輩に、ミサキの体はおかしくされてしまったのだろうか。ミサキは、快感を知らない自分の体を、どこか遠い場所から見ているような気分になっていた。

 朝になり、マサトのスマホから動画が消えていたことが発覚した。当然、ミサキが疑われ、二人は激しい口論になった。ミサキはマサトの問いに何も答えることができず、ただ家に帰ってきた。

 今日は、先輩に呼び出されている。行かないと、マサトにすべての真実をバラされてしまう。ミサキは意を決して、先輩との関係を断ち切ろうと心に決めた。そうすれば、いつか自分の体も、元の純粋な自分に戻れるかもしれない。

 ミサキが向かったのは、人気のない公園だった。学校のない日は、そこの防災用具が入った倉庫の裏で、先輩とエッチをしていたのだ。決まった時間に向かうと、すでに先輩が待っていた。

「来ましたけど……エッチは止めたいです」

「は?バラされたいの?」

「バラせば、先輩も困るんじゃないですか?」

「俺は男だし、別に問題ないけど?それより早くしようぜ」

「嫌です……」

「良いから来いよっ」

 先輩はミサキの腕を強引に掴み、倉庫の裏へと連れ込んだ。先輩の荒々しい指がミサキのアソコに触れた途端、ビリビリとした快感がミサキの全身を駆け巡る。これからされる行為を想像し、ミサキは期待してしまう自分がいた。抵抗しようとする意志は、その快感の波に飲み込まれ、力を失っていく。

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